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南米初就航! Emirates A380 ドバイーサンパウロ ファーストクラス搭乗記

今年3月、エミレーツ航空のドバイーサンパウロ路線に新型大型機のエアバスA380が初めて導入されました(A380の導入は南米路線で初めて)。先日ビジネスクラスで乗る機会があったのですが、なんとファーストクラスにアップグレードされました。
今回は就航したばかりのEmiratesドバイーサンパウロ便、A380のファーストクラス体験をシェアしたいと思います。

目次

予期せぬアップグレード

アップグレードされたのは搭乗ゲートにて。ボーディングが始まり、ゲートを通ろうとした際、地上係員の人がチケットのバーコードを読み取ると「ブー」という音が!次の瞬間、チケットが破り捨てられてしまいました。何が起きたのかわからず唖然としていると、その場で新たなチケットが発券され手渡されました。チケットをよく見てみると「FIRST」の文字が。ファーストクラスにアップグレードされたのです!ビジネスクラスでも十分だと思ってましたが、ファーストクラスに乗れる日が来るなんて考えてもいませんでした。

極上の個室空間!ファーストクラスの座席仕様

ファーストクラスの座席は「スイート」と呼ばれます。現在運行している旅客機としては世界最大級のA380ですが、ファーストクラスは全部で14席しかありません。ちなみにビジネスは76席、エコノミーは401席(!)です。


横幅はビジネスクラスとそれ程変わらない印象でした。


しかし奥行きが圧倒的な広さ!!頭上にはキャビネットは無く、手荷物は全て足元に置きますが、頑張って足を伸ばしても荷物にさえ届かないほどの奥行きです。

ちなみにスライド式のドアを閉めると完全個室になります。


さて座席に座ると、目の前に巨大なスクリーンが。さらにその前にはお菓子のバスケット、リラックス用アメニティキット、レターセットが用意されています。そしてなんと花が添えられており、機内にも関わらず高級ホテルの一室にいるかのような気分を味わえます。ANAのファーストクラスは各座席にお花はないので、さすがバブリーなエミレーツだなと思いました。


座席横には自分専用のミニバーとタッチパネル。スクリーンの操作はもちろん、座席の操作もこのタッチパネルで行います。いうまでも無く、就寝時はフルフラットになり、CAさんがふかふかのマットを敷いてベッドメイクをしてくれます。

世界のセレブをうならせる!圧巻のワインリスト

お待ちかねのワインリストです。中東の王族が搭乗することもあるエミレーツファーストクラスですが、どのようなワインが提供されるのでしょうか。

1ページ目を開いていきなりびっくりしました。なんと、シャンパンがドンペリ2006でした!さすがです、ビンテージ付きのドンペリ!期待を裏切りません。私の友人のエミレーツ関係者によると、ドンペリの1996年を搭載している日も稀にあるとのこと。ワインリストには掲載されないそうで、搭載されている日はCAさんが勧めてくれるそうです!飲みたかった!

続いて、赤・白ワインです。ページをめくると・・・




白ワインリストです。


赤ワインリストです。

高級ワインが赤・白それぞれ4-5種類ずつずらっと並んでいました!(ポルトワインもあります)どれも市販で一本5000-15000円くらいでしょうか。上空で飲むには十分すぎるぐらいですが、ドンペリのインパクトには少し劣る印象。(もちろん路線によってラインナップは違いますし、頻繁に入れ替えていくものと思います)

ちなみに、エミレーツ関係者の友人に聞いたところ、ワインよりもスピリッツの方が単価が高いお酒が揃っているとのこと(ヘネシーパラディなんかがあります)。「ドンペリなんかに興奮していないで、普段ではなかなか飲めないウィスキーかコニャックを飲みなさい。」と後日言われました(笑)上空では気圧の関係で3倍酔いやすいので、くれぐれも飲みすぎにはご注意下さい。

ファーストクラスの食事はいかに!

食事でまずびっくりしたのは、時間が決まっていないこと。好きなものを好きなだけ、好きなタイミングで食べることができます。食事のメニューには、前菜7品、メイン5品、デザート数種が用意されていました(軽食、おつまみ、そして朝食メニューは別)。私はいつも機内ではあまり食事をとらないのですが、今回ばかりはいくつか試してみました。


キャビアも食べ放題!ドンペリとのマリアージュは最高。


ビーフコンソメスープ。


ほうれん草のラビオリ。


食後にはチーズ。多すぎて食べ切れませんでした。

どれも申し分なくおいしかったですが、個人的には日系航空会社の機内食の方がおいしいと感じてしまいました。

上空でシャワー!?Shower SPA

A380のファーストクラスにシャワールームが用意されています。離陸して一息おくと、CAさんにシャワーの希望時間を聞かれます。噂には聞いていた、上空シャワー。既に離陸前にラウンジでシャワーを浴びてきていましたが、興味本位で体験することにしました。

指定した時間になるとCAさんが呼びに来てくれます。機内のどこにシャワーなんかがあるのかと思いながら案内されると、デッキの後方、バースペースを抜けたところに「shower spa」と書いた扉がありました。

入ってみると・・・


機内とは思えないほどの広々としたトイレ/シャワールームが広がっていました(壁にはドバイの景色)。


肝心のシャワーは、5分間の制限があるので小まめに止めたり流したりを繰り返さなければいけませんが、十分リフレッシュすることができました。ちなみにアメニティーは全てVOYAでした。

他にもバブリーなエミレーツならではのおもてなしが!

ファーストクラスならではのサービスとして、ブルガリの皮製アメニティーキットや最新の保湿テクノロジーを採用したパジャマがもらえること、機内のバースペースが利用できること(バーテンダーがお酒を作ってくれる!)、各座席にクローゼットが着いていること、等があります!

今回のまとめ

エミレーツのファーストクラスはやはりすごかった!!約15時間のフライトでしたが、もっと乗っていたいぐらい快適でした。

ちなみに、エミレーツ関係者の友人によると、最近では上位ステータスを持っている人が多すぎるため、チケットのアップグレードはステータスではなくチケットの購入金額によって優先順位が決まるとのこと(本当かどうかはわかりません)。

元CAから見た日本ーブラジルフライト情報(中東経由編)の記事はこちら!



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この記事を書いた人

元CA&駐在妻イザベラです!新卒で日系航空会社に入社。国際線客室乗務員のキラキラ生活から一転、結婚を機に日本から片道35時間のブラジル田舎町で非キラキラ駐妻に。本帰国した現在は子連れ旅行、子連れ旅のトラベルハックを発信中。CAと駐妻時代に習得した旅行術シェアして、皆さんの旅行が3倍楽しめる事が目標!トラベルライターの卵、2児の母。ソムリエ

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