今回はシカゴ・オヘア空港にあるユナイテッド航空の最上級ラウンジ「ポラリス・ラウンジ」をご紹介します。こちらはスターアライアンス系のビジネスまたはファーストクラスの乗客しか入ることのできないプレミアムラウンジです。最大の特徴はフルコースダイニングが楽しめるということ。日系航空会社のファーストクラスラウンジのようなサービスを受けるとこができ、ユナイテッドの本気を見せつけられました。
ポラリスラウンジとは?
2016年12月から導入されたユナイテッドの国際線新サービス「ユナイテッド・ポラリス」の一環で、シカゴ空港(C18ゲート付近)の「ユナイテッドグローバルファーストラウンジ」が「ユナイテッド・ポラリスラウンジ」に改装されました。2017年12月現在ポラリスラウンジはシカゴ空港にしかありません。今後2018年の前半にニューアーク空港、サンフランシスコ空港、ヒースロー空港に、また2018年後半にはヒューストン空港、ロサンゼルス空港、ワシントン空港、香港空港、成田空港にポラリスラウンジが順次オープンする予定だそうです。
ポラリスラウンジが利用できる条件
- ユナイテッド航空またはスターアライアンス加盟航空会社が運行する便のファーストクラス、ビジネスクラス旅客
このポラリスラウンジはスターアライアンスゴールド会員であっても、ビジネス・ファーストクラスのチケットを持っていないと入ることができないのです。なのでいくらANAのダイアモンド・プラチナ・SFC会員であろうと、ビジネスクラス以上のチケットを持っていないと入ることのできないプレミアムラウンジなのです!
ポラリスラウンジのロケーション
シカゴ空港にはターミナル1/2/3/5とあります。ユナイテッド、ANAとルフトハンザはターミナル1から出発します。
ポラリスラウンジはターミナル1のC18番ゲート付近にあります。
今回はANAのシカゴ発羽田行きを利用しました。ANAのチェックインカウンターからは、保安検査場なども含めポラリスラウンジまで約15分かかりました。ANAのカウンターはターミナル1の向かって一番右端にこじんまりと佇んでいます。(ルフトハンザと共に端に追いやられています)
ポラリスラウンジが利用できる方は「Premier Access」も利用できます。「Premier Access」はANAのカウンターの真逆、ターミナル1の向かって左端にあります。私が利用した時は保安検査場は空いていましたが、車椅子旅客のレーンも一緒になって車椅子旅客が最優先で保安検査を受けるので、プレミアアクセスの意味が余りないように思いました。しかし一般のレーンは大勢の人で長蛇の列ができていたので、プレミアアクセスを利用できる人はこちらの方がオススメです。
Cゲート方向に歩いていきます。途中にこんなカラフルゾーンを通過します。
カラフルゾーンのエスカレーターを上ると目の前にポラリスラウンジがあります。
ちなみにANA便はイレギュラーがなければ、通常C10ゲートから出発します。ポラリスラウンジから歩いて2分程です。なので出発ギリギリまでラウンジでくつろぐことができます!
今までのユナイテッドのラウンジとはレベルが違う、ポラリスラウンジの全貌
今までのユナイテッドのラウンジとは比べものにならない程、充実したサービスを受けることができます!今回はすべてのサービスを利用していませんが、「アメリカのラウンジはしょぼい!」という概念を覆され、フライト前に快適な時間を過ごすことができました。
ラウンジはそこまで広くありません。ピークタイムには満席になると受付の方が言っていました。近代的な内装で、とても新しく清潔です。
仕切られている一人がけのビジネスマン向けの席が多いなと感じました。こちらの席は仕切りのおかげで隣の人が気にならないので、とても快適に過ごせました。テーブル横にコンセントも付いています。
テーブル席もあります。
私が座った席からはこんな迫力のある景色が見られました。
ポラリスラウンジで受けられるサービス
- ブッフェ式軽食
- シャワールーム
- デイベッドルーム
- クイックプレスサービス
- トイレ
- フルサービスダイニング
これからラウンジ内サービスを順に詳しく紹介していきたいと思います。
ビュッフェ形式の軽食
まずは軽食からご紹介します。今までのユナイテッドのラウンジは食事が美味しくないイメージでしたが、こちらのラウンジのビュッフェ式の軽食は種類も多く、とても美味しかったです。こまめにスタッフが補充してくれるので出来立てがいただけました。
前菜。小皿に盛り付けてあるので取りやすかったです。
お酒のつまみになるようなものが多いです。
チーズも充実。
中央には温かいお料理もたくさん用意されていました。
ココット料理のようになっていて、こちらも取りやすく、ラタトゥユが美味でした!
パンとプティ・フールコーナー。
ソフトドリンクコーナーも充実しています。
クラムチャウダーがとっても美味しかったです!
シャワールーム・デイベットサービス
ビュッフェコーナーの隣に「Valet Services」というお部屋があります。
こちらのお部屋ではコンシェルジュがシャワールームとデイベット(仮眠室)を手配してくれます。空室があれば即入室できますが、混雑時はコンシェルジュが予約を取ってくれます。
私は空港に隣接しているHilton Hotelをデイユースしたので、今回シャワールームとデイベットは利用していませんが、コンシェルジュから仕入れた情報を少し共有したいと思います。
シャワールームはとても広々としていて綺麗でした。アメニティはバスタオル、フェイスタオル、ハンドタオル、スリッパ、シャンプー、トリートメント、ボディシャンプー、歯磨き、シェーバー、デオドラントが用意されていました。
デイベットルームは4〜5部屋ありました。シングルベットではなく、革張りリクライニングチェアがありました。こちらのお部屋にはスリッパ、枕、ブランケット、アイマスク、チョコレートがセットされていました。
シャワールームもデイベットルームのアメニティはユナイテッドのビジネスクラスで使用されているアメリカの高級デパート「Saks Fifth Avenue」のオリジナルブランドのものでした。
クイックプレスサービス
「Valet Services」では洋服のプレスサービスもしてもらえるそうです。シャワーを浴びる際、指定の位置に対象の服をかけておけば、シャワー中にプレスをしてくれるサービスです。とても便利です!
トイレ
こちらのラウンジのトイレが快適だったので、少しご紹介したいと思います。
トイレは男女関係ない全個室タイプです。全個室にシンクまであります。とても広々としています!シンク横にコンセントもあります。
個室内には機内持ち込み可能サイズのスーツケースが置ける台がありました。ちょっとした着替えならトイレ内で済ませられます。こまめに清掃が入っていたのでいつも清潔で、とても居心地のトイレでした。
フルサービスダイニング
ポラリスラウンジの最大の魅力「フルサービスダイニング」は注文してから調理する、出来立てのお料理をいただけるサービスです。
ラウンジ内にはブッフェ式の軽食も充実していますが、時間がある方はぜひフルサービスダイニングを利用することをオススメします。「ユナイテッドのラウンジの食事はイマイチ…」という私の概念を覆す、予想以上のクオリティのお食事をいただくことができました。
フルサービスダイニングに詳細は別の記事に書きました。食事・アルコールのメニューの紹介や実際に頂いた食事の感想を交えて、詳しく紹介しています。宜しければご覧ください。
【シカゴ空港】ポラリスラウンジの「フルサービスダイニング」の魅力の記事はこちらです!
今回のまとめ
シカゴに初オープンした「ポラリスラウンジ」では、とても快適で充実した時間を過ごすことができました。今までアメリカはラウンジがイマイチなので、ヨーロッパ経由を利用する事が多かったのですが、このポラリスラウンジならアメリカ経由もアリだなと思いました。特にビジネスクラスのチケットでフルサービスダイニングのようなファーストクラスラウンジ並みのサービスが受けられるのは本当にお得だなと思います。
しかし残念ポイントが一つあります。ユナイテッド航空のハブ空港で、発着便数が多いにも関わらず、ラウンジがあまり広くない事。席が空いておらず座れない人を見かけた時は驚きました。
残念ポイントはこのくらいで、ユナイテッドが本気を出した「ポラリスラウンジ」はとても素晴らしかったです。これからオープンしていく他空港のポラリスラウンジも楽しみです!
場所:シカゴ・オヘア空港 ターミナル1 C18ゲート付近
営業時間:7:15-21:00
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