こんにちは、元ブラジル駐在妻のイザベラです。今回は帯同中の保活についてのお話をしたいと思います。私は夫の駐在を機に退職、ブラジルで専業主婦を5年間していました。ブランク5年以上、二児の母という社会復帰は絶望的な状況。しかし本帰国したらもう一度働きたい!という思いから、帯同中にコツコツと子供を保育園に入れるために保活を頑張ってきました。結果的に本帰国後に開業届を出し、フリーランスとして認可保育園に申し込み、見事内定をいただきました!!!
私の場合育休中ではないので復職の期限などはなく、そこまで切羽詰まった保活のお話ではありません。社会復帰したい専業主婦の駐在妻さん、また本帰国したらまた社会復帰できるか不安に思っているプレ駐妻さんへ向けて、“海外からの保活” についてお話ししていこうと思います。
自己紹介
私のブログを初めて読んでくださる方もいると思うので、簡単に自己紹介をさせてください。
- 新卒で日系航空会社に客室乗務員として入社
- 国際線CAとして約4年間働く
- その当時お付き合いしていた彼のブラジル駐在を機に結婚&退職
- ブラジルに5年間帯同して専業主婦ライフを満喫
- 帯同中に子供を2人授かる(ブラジル出産を経験)
- 帯同歴5年で本帰国
圧倒的に不利な保活
自己紹介を読んでいただくと、どれだけ保活が厳しくなるかお察ししていただけると思いますが、私の保活の問題点を順にお伝えしますね。絶望感しかありません(笑)
ちなみに元の職場に戻るという選択肢はありません、というか復帰は無謀でした。客室乗務員は海外ステイがあり、夫も出張が多い職業。子供のお世話を手伝ってくれる両親は近くにいない状況です。子供たちも家で守るのが私の一番大きな仕事だと思っているので、客室乗務員のキャリアは潔く諦めました。
【問題その①】就労を証明できない!
まず基本的に保育園に子供を入れるには、保護者が家庭で保育できないことを証明しなければいけません。就労、就学、介護、病気、出産など認められる理由はたくさんあります。
私は就労を理由に保育園へ入れたいと考えていましたが、その場合保育園の申し込みの時点で働いていないといけません。会社が発行してくれる就労証明書などを自治体に提出しなければ就労は認められません。なので専業主婦の私が就労を理由に保育園を申し込むことはできませんした。
【問題その②】ポイント稼ぎができない「就活中」
「就活」を理由に保育園も申し込みは可能です。しかし認可保育園の場合、就活中のポイントはなんと4ポイント。フルタイム勤務の人の20ポイントと比べると、同じ土俵に立てないことがわかります。(自治体によってポイントは違いますが都内の場合大体どこもこんな感じ)1ポイントの差が運命を分けると言われている保活なのに、16ポイントの差って…絶望(涙)
【問題その③】帯同中の就労はNG
駐在地や夫の会社のルールにもよりますが、私の場合労働ビザを取得することができませんでした。
【問題その④】本帰国の時期&住む場所が未定
夫の任期の期限は決めれておらず、本帰国は2・3ヶ月前に伝えられるという感じで、もちろん本帰国後の住まいも未定。人生設計が立てられませんでした。あらかじめ良さそうな保育園の目星をつけることも不可能でした。全てが未定という状況が結構精神的にしんどかった…。自分のキャリアのことはもちろんですが、子供の教育のこと、自分たちの住まいの事ことなど、この先の人生がどうなっていくのか考えれば考えるほど不安でしたが、「今のことだけ考えて楽しく生きよう」と気持ちを切り替え、先のことは考えないようにしていました。
本帰国が未定、本帰国後の住居ももちろん未定、就労できない状況で仕事を見つけ、本帰国後に保育の必要性の認定を得て、保育園に内定をもらうという過酷な保活でした。
【保活の第一歩】ブロガーという職業があることを知る!
悶々とした日々の中で、ある日私に転機が訪れました。
世の中に “ブロガー”という職業があることを知りました。自分でブログを作り、発信して、広告収入などで稼げると知った時、「これだ!」と直感で思いました。
この日から本帰国までに収入を得られるくらいのブログを作ろうと決心、翌日には自分のブログを開設していました。ネットサーフィンしかしない私が試行錯誤してブログを作りました。ひたすら読者の方に有益な情報を届けられるように、毎日記事を丁寧に書き続けました。
しかしブログを作ったはいいもの、未経験の分野でかなり苦戦しました。主婦の日記のようなブログなんて誰も読んでくれません。売れっ子ブロガーの記事を読んで勉強したり、書籍を漁るように読み、読んでもらえるブログを作るのに試行錯誤の日々…。
3年がかりで収益が出るブログに成長!
ブログを書き始めて約3年。ついに本帰国が決定!!思い出の地ブラジルを離れることになった我が家。
この時を待っていました!という気持ちで、本帰国後にブログにgoogleアドセンスの広告を載せたところ、なんの収益が出たのです!!!!!!
3年間の努力が報われました。収益といっても本当に本当にわずか。とても家計のプラスになるような額ではありませんが、とてもとても嬉しかったのを覚えています。
本格的な保活に向けての準備ができる!
子供をシッターさんに預けブログを書き、活動量としては立派に「仕事」と言えるほどブログの運営に労力を注ぎ込みました。しかし1日に何時間も費やしているのに収入はお小遣い程度。周りの人達から見たら「ブログを書く意味があるのか」と思われるかもしれませんが、私にとって社会復帰への大事な大事な第一歩でした。
これでやっと保活ができる状況なり、ブロガーが仕事として認められるように励む日々が始まりました。複数のブログを運営し、育児しながら無理のない範囲で在宅ワークも開始。本格的な社会復帰に向けてまずは子供を保育園に入れないと!と悪戦苦闘した日々が懐かしい…
長くなるので、次の記事に続きます…。
コメント