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CAが実践!機内の食事情 ~お腹も心も満たされる小ワザを大公開~

今回は元国際線CAが、フライトがより快適になる食事に関する小ワザをご紹介します。ちょっとした工夫でストレスフルな乗り物である飛行機での空の旅がとても快適になります!簡単に実践できることなので、次のフライトから試してみて下さい。

目次

飛行機内の食事情

皆さんご存知の通り、国際線(及び一部国内線)では機内食が提供されますが、エコノミークラスでは基本的に全乗客同時に食事が提供されます。ビジネスクラスやファーストクラスでは個人に合わせて食事のタイミングをずらしてくれる場合もありますが、運行の安全上自分のベストなタイミングで食事を取ることができないことがあります。自由に食事ができないのはとてもストレスフルです。

ふわとろオムライスやアルデンテのパスタなどなど…機内食のレベルは昔に比べると格段に美味しくなっています(航空会社によっては未だに恐ろしく美味しくないところもありますが)。しかし!注意したいのが添加物とカロリー…機内食は添加物パラダイスのカロリー爆弾なのです。

15時間のフライト後でも野菜はシャキッシャキ。機内で食中毒が出たら大変なことになるので、保存料を使うことは仕方のないことなのですが、やはりなるべく添加物は避けたいものです。また、上空では人間の嗅覚と味覚が鈍るので、機内食は濃いめの味付けになっています。つまり、塩分が多めに含まれています。

さらに、エコノミークラスの1食分は、なんと約1000キロカロリーというカロリー爆弾。メニューによっては1300キロカロリーのものもあります。

添加物に塩分…そしてカロリー…。体に良い食べ物ではないので、私はなるべく機内食を食べないようにしています。CAは普段フライト中に乗客と同じ機内食を食べているのですが、私がクルー時代に出会った美意識の高い先輩は機内食は食べず、持参したのもを食べていました。

飛行機内の“食”に関する小ワザとは?

上空に行くと気圧の変化でポテトチップスの袋がパンパンになります。実は同じ現象が人間の体でも起きており、上空では気圧の関係で胃が膨張し、普段より多く食べられると言われています。そのため、

『飛行機内では食べていないとやってられない!!』

という私。機内食は好まないですが、食べることが飛行機内での楽しみ(ストレス発散)である私が実践している小ワザをご紹介します。

飛行機内に好きな食べ物を持ち込む!

先日書いた長時間のフライトを快適にする持ち物10選という記事の中でお話ししていますが、私はいつも飛行機内に好きな食べ物を持ち込んでいます。(渡航先により持ち込み制限がある食べ物があるのでご自身でご確認ください)

好きな食べ物を持ち込むことで、体に悪い機内食を食べずに済み、お腹が空いたときにいつでも食べられます。そして機内食が口に合わずお腹を満たせない時にも活躍します。私はいつもお気に入りのパンやドライフルーツ・ナッツ、チョコレートを持ち込むことが多いです。栄養価の高いドライフルーツやナッツは特にオススメ。小腹が空いた時に少しつまむとお腹が落ち着きます。また空港の出発ロビーの売店で売っているご当地グルメを持ち込むときもあります。

CA時代、たまにカップラーメンを持ち込んで、「お湯を入れてください」と頼んでくるお客様がいました。日本人でやる方はあまりいないのですが、他のアジアの国のお客様からよく頼まれました。

タンブラーとお気に入りのお茶を持ち込む!

私はいつもお気に入りの食べ物に加え、お気に入りのお茶も持ち込んでいます。小さめの空のタンブラーを機内に持ち込み、CAさんにお湯を入れてもらい、お茶を作って飲んでいます。いつも飲んでいるお気に入りのお茶を飲むと、機内でもとても心が安らぎます。

私は冷え性かつむくみやすい体質なので、デトックスティーを持ち込みます。一番お気に入りはパリ育ちのブランド「KUSMI TEA」のデトックスティー。ノンカフェインなので、機内で寝たい時にも飲めます。

 

家族みんな大好きなKUSMIのデトックスティー。一番大きいサイズをパリで買いだめしていました。

 

CAを辞めてからなかなかパリに行く機会がなくなったので、今はアマゾンで購入しています。パリで買うより割高ですが、このデトックスティーは止められません!

機内食はお代わりできることもある

機内食は基本的に一人一食ですが、余りがあればお代わりをもらうことが可能です。機内食は男性も女性も同じ量なので、たまに体の大きい男性が「ご飯が足りない!」と訴えてくることがありました。もしお腹が満たされなかった場合はCAさんにお願いしてみるとよいと思います。

小腹が減ってきたらギャレーをチェック!

飛行機内には通称「ギャレー」と呼ばれるCAが作業するキッチンのような場所があります。路線や飛行時間にもよりますが、ギャレーにスナックやジュースが置かれている時があります。ポテトチップス、チョコレート、おせんべいやバナナなど小腹が満たされるものがあるので、お腹が空いたらギャレーをチェックしてみるとよいと思います。

空のペットボトルは捨てない!

最近エコノミークラスでもミニサイズのペットボトルの水を配布する航空会社が多いです。このペットボトル、飲み終わっても捨てないこと!先程お話ししたギャレーに水が置いてあるので、空のペットボトルに水を補充します。

プラスチックカップでも飲み物はもらえますが、蓋が閉まるペットボトルの方が断然便利!トイレに行く時などにカップに飲み物が残っていると、余っている飲み物を一気飲みするか、手で持ちながら離席しなければいけません。この時に飲み物をこぼす乗客がたくさんいるのでご注意を!

ペットボトルだと蓋を閉めて、前の座席のシートポケットに収納でき、とても快適!機内はとても乾燥するので、こまめな水分補給がとても大切です。ペットボトルなら好きな時に水分補給ができるのでとてもオススメです。

 

今回のまとめ

今回の小ワザはクルー時代に旅慣れたお客様の機内での過ごし方を見て、お勉強させていただいたものです。少しの工夫でストレスフルな機内が快適になるので、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。

 

CAが実践シリーズの記事はこちら↓

長時間のフライトを快適にする持ち物10選
飛行機内で快適に過ごせる服装
飛行機の座席を選ぶ際の10のコツ
飛行機内のスキンケアとメイク

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この記事を書いた人

元CA&駐在妻イザベラです!新卒で日系航空会社に入社。国際線客室乗務員のキラキラ生活から一転、結婚を機に日本から片道35時間のブラジル田舎町で非キラキラ駐妻に。本帰国した現在は子連れ旅行、子連れ旅のトラベルハックを発信中。CAと駐妻時代に習得した旅行術シェアして、皆さんの旅行が3倍楽しめる事が目標!トラベルライターの卵、2児の母。ソムリエ

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